Archive for 3月 6th, 2018

世界遺産の日光東照宮を拝観。

先月、栃木に行った際に、日光東照宮を拝観してまいりました。

中学生の時に行って以来、
実に30年以上経ってからの参拝だったのですが、
そのころとは違い、いろいろな経験を積んできた
いい(加減な)大人としては、
実に興味深い内容でした。

日光東照宮に数多くある彫刻の中でも有名なのが、
「見ざる、聞かざる、言わざる」の「三猿の彫刻」ではないでしょうか。

日光東照宮には、「神馬」(しんめ)と言う神様に仕える馬がいます。
その神馬が休む「神厩舎」(しんきゅうしゃ)と呼ばれる馬小屋の屋根の下に、三猿の彫刻は彫られています。
そして日光東照宮の神厩舎には、「三猿」だけではなく、ほかにも猿の彫刻があるのです。

神厩舎を囲むように配された猿の彫刻。
「三猿」は「8面の猿の彫刻」の内の1つの彫刻になります。

まずは、母猿が手をかざして子猿の将来を案じて見ている様子と言われている親子の猿。

次に、聞かざる、言わざる、見ざるの順番でならぶ三猿。
叡智の3つの秘密を示しているといいます。
この三匹の猿はまだ幼い子ども猿。
本来の意味は、「子どものときは、世の中の悪いことを見たり、聞いたり、言ったりしないで、素直なまま育ちなさい」という教育論的なものだという説と、
大人になってからの処世術で余計な事は見たり聞いたりしても、むやみに他人に言ってはいけないと言う戒めだという説もあるようです。

その次が、座っている猿の姿。一人立ち直前の若い姿を表していると言われています。

そして、若い猿が大きな志を抱いて天を仰ぐ姿。
青い雲が「青雲の志」を暗示していると言われています。

やがて、人生に挫折する厳しさを味わっている姿で、
そんな時も励ましてくれる友や仲間が大切だと言う教え。

若い猿も恋の季節がやってきて、
物思いにふけっている状態。

やがて結婚した2匹の猿。
大きな荒波の彫刻は、これから訪れる荒波で夫婦で乗り越えて行くと言う教えを表しているそうです。

最後は、色々経験を積み、やがて大人になり、
次の世代の子供を宿し母となってはじめに戻るそうです。

8面で、ひとまわり。
猿で表現していますが、人生とは、を考えさせられる彫刻になっています。

うーん、奥が深いですよね。