年も改まりましたが、皆さんはどのようなお正月を過ごしたのでしょうか?
いま北網圏北見文化センターでは、「歌川広重-二つの東海道五拾三次-」展が開催中です。
浮世絵ってなかなか実物を見る機会がないと思いますが、江戸時代のブロマイドみたいな、庶民に身近なものでした。
今時はブロマイドもないので、今のインスタって言うこともできるでしょうか。
ですから私たちが見てもとってもわかりやすいものなんです。しかも、今回展覧会、東海道の風景で一世を風靡した歌川広重の絵が展示されています。
しかも、保永堂版と丸清版、2種類の五十三次が並べて鑑賞できるんです。版というのは、版元、出版社のことですね。広重は最初、保永堂から東海道五十三次の浮世絵を出版して有名になります。その後、版元を丸清に変えて、また違った風景を描いています。
歌川広重の名前を知らなくても、浮世絵で雨が降る街道を傘や蓑をかぶって走る旅人の姿を見た方も多いのではないでしょうか。
これだけ名の知れた画家の本物の浮世絵を見ることはなかなかできないかもしれません。土曜日、11日午後2時からは学芸員による、ギャラリートークもあります。ただ見るより説明を聞くとより鑑賞が深まりますよ。観覧料は一般800円で2月9日(日)まで開催しています。お勧めなのでぜひご覧ください。