こんにちは。8月1日土曜日(さ)です。
コロナコロナで1年の半分以上が過ぎましたね。
昨夜、NHK「ニュースウオッチ9」を見ていたら、
画面に「コロナ渦」の文字。「うず」になってます!
2年前まで「みんと」に言の葉ミニレッスンというコーナーがあって担当していました。
もしこのコーナーがまだあれば、きっと取り上げたであろう「コロナ禍」。
僭越ながら、調べたことをこの場をお借りして書いてみます。
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今年3月ごろから「コロナ禍」という新語が目立つようになり、
それに伴い「禍」が「渦」や「鍋」になっている誤記が目立ちます。
「禍」は音読み「カ」、訓読みは「わざわい」です。
入力するときは「わざわい」と打てば「禍」と出るでしょう。
「戦禍」「舌禍」などの熟語を作り、「台風禍」「集中豪雨禍」「ウィルス禍」という
使われ方もします。
「禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)」
ということわざもありますね。
人生をより合わせた縄にたとえて、幸福と不幸は順番にやってくるものだという意味です。
「渦(うず)」「鍋(なべ)」「蝸(かたつむり)」、全部音読みは
「カ」ですので、注意が必要です。
特に「渦」は「渦中」という言葉が
「うずまきの中。転じて、事件の混乱したさわぎの中」
という意味なので、「コロナ渦」でもいいような気に…。
「うず」ではなく、「わざわい」です。注意しましょう。
発音は同じですが、「コロナ下」という別の言葉もありますね。
この場合の「下」は、「支配下」「インフレ下」など
名詞について、そういう状態の中にいるという意味を表します。
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NHKまで間違うの?と思っていたら、あとで和久田アナが
「お詫び」をしていました。
×コロナ渦
〇コロナ禍
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先月、土用の丑の日にテイクアウトしたトリトンの「うな重」。
山椒をかけて、美味しくいただきました。