Archive for 7月 13th, 2021

明るい介護〜リモート介護の難しさ〜

こんにちは!千葉(有美)です。

今回の「明るい介護〜リモート介護の難しさ〜」です。

思いもつかなかった義妹の留守番カメラ案。

リビングに1つ。キッチンに1つ。義母の家は昔の北海道宅には

よく見かけるストーブ周り?ペチカ(北見の私の実家は昔からペチカではないんですけど)があり、

リビングとキッチンのカメラ両方からペチカの下にあるストーブがよく見えます。

カメラを付けて動かしてみて初めのうちは、なんだか新鮮で楽しかったりしました。

スマホから操作ができて、画質には差が出るけれど、広角にも左右にも操作出来る。

まあ、必ずチェックしたい、ストーブの火、ガス台の火は網羅できる。

義母の住む北海道の家を千葉と東京と群馬とで見守りする「介護」が始まった。

私達は個々に見守る。同時にカメラを開いてる時もあれば、1人で見てることもある。

時々、見たくないものも目に入ることがある。

「お願い、今、見てるのは私だけでありますように…夫よ仕事で忙しくしていておくれ…」

そう願いたい、大胆な着替えやいろいろ…

そりゃそうです。あの家は義母の家です。裸にだってなります。プライバシーだってあるはずなのに…。

見られてると思ってない本人。流石に見ていると言えない。安全確認と言い、プライバシーを奪う。

疑問に思いながら、天井に設置する義妹の様子を眺めていた私。

ただひとつ、設置する前に義妹には言いました。

「もし、カメラの前でママが倒れても、手を差し伸ばすことも出来ず見送ることになることもあり得るからね」と。

義妹は「わかってる」と返事した。

そんなカメラの設置、「カメラ見守り」は、この時、ケアマネの提案もあり本人には知らせてません。

義母が何か困ってる様子が目に入れば、偶然を装って電話をする。

「ママー(実際はママと呼んでます)、おはよう。何やってたの?」

「あのね、バッグを探してるんだけど見当たらないの」

「バッグさー、ソファーの後ろに無かったかい?それともピアノのカバーの中かなー?」

カメラを遠隔操作しながら義母を誘導する。もちろんバッグは隠されてるから

カメラからでも私には見えない。カメラに写らない「置いてあるだろう」場所に義母を

ゆっくり声かけし、ゴールとされるバッグに導く。

自分で隠して分からなくなる。この種類には、バッグに始まり、

詩吟のバッグ、詩吟の教本、眼鏡、部屋着、携帯電話その他いろいろ。

(また、いろんなところ押してマナーにして鳴らして探すことができないことも多々)

今までの生活の影響か、何でも「隠す」(認知症の周辺症状)ことが義母の普通になっていて、

自分で隠して、自分で見つけることができなくなっている。そして、死んだはずのお義父さんが「隠した」となる。

死んだお義父さんもたまったもんじゃない…。

パターンが分かれば大分楽にもなるけれど、たまにイレギュラーな場所に隠す。

義母は、毎日「探し物」している。そして毎日、偶然を装って声かけの電話をする。

遠い千葉から義母の前日からの行動を見て、何処に置いたか想像する。

カメラで置いたところを見てれば、わけるじゃない?と、思うでしょうが、

私だってトイレにも行くし、ご飯だって作る、外出だってする。

置いた場所を一度は目にしても、義母は場所を変えること多々ある。

私が目にした場所は置いた「物」の最終置き場とは限らない。

現場で施設にいた頃も「物探し」は、日常的な事だった。こんな所にこんな物が!

食堂の茶箪笥から上靴が出てきたり、もっと言えば、トイレのお水溜まってるところから、

プラスチックのコップが出てきたり。(もちろん、衛生上、即破棄です。消毒してまた使おうなんてしません)

まだ、この頃は、義母の隠し場所も可愛いものです。

カメラ介護での「声かけ、誘導」には、本人を怒らせないよう、自尊心を傷つけないように、声をかけるコツがある。

家族はこのやり取りでイライラして、本人を追い込み縮み込ませる。そして不穏になる。

これだけは、実子2人より私が断然上手い。当然と言えば当然だけれど。

でも、たまにはテコでも動かないこともあり、イラっとすることもある。この時は、私の心は嫁の立ち位置。

嫁だって人間だもの…
介護士だって人間だもの…

何処かで似たような聞いたことある文面…

カメラ介護はまだまだ続く