明るい介護〜16回 義母との2人生活〜


おはようございます。千葉(有美)です。

今日の「明るい介護」は、先週に続き、「新しいサービスの導入」の続きです。

今回新しく受けるサービスは、「訪問診療」と「訪問介護サービス」です。

この2つのサービスを受けるにおいて「契約」することと、外部の人間(ヘルパー)を

スムーズに「自分の城」に迎え入れる為の練習をしなくてはならない。

月、火、木、金のワンクールを家族が一緒にいてヘルパーさんのことを

「この人は怪しい人ではありませんよ」みたいな、アピールをする。これ、なかなか大変。

この「家族が一緒に1週間」って、誰が?

ケアマネから、「スムーズに本人がサービスを受け入れられる為には

家族の協力が必要となります。」そのまま、夫に申し送りしました。

これを今度、兄妹で話し合ったようです。

そしたら、2人とも流石に1週間休みを取るのは難しいとのこと。

1週間の前半後半で担当する…という話になったよう。

「遠慮」というものでしょうか?

私から「どうすることにした?」と聞くまで、その話をしてこない。

はじめのうちは放っておきましたが、私から聞きました。

「私が1週間帰省した方がいいですか?」と。

頼みづらかったのもわかるけれど、それって何?

結局、私が帰省しました。「夫だけ」からは勿論のこと「ありがとう、頼みます」と

声かけられ、この時も1人で1週間、義母と2人暮らしです。

「訪問診療」の先生と、事務方の女性、ケアマネ同席の下、義母に説明します。

「ママ、A先生の下で働いていた先生だよ。良かったね。

A先生の指示で診察してくれるって、安心だね〜」と、持ち上がるまで義母の気持ちを持ち上げる私。

A先生とは、30年前位にクモ膜下だとかでお世話になった「京都の病院の先生」のこと。

どうして拘りが強いのか、このA先生とやらでなくては診察すら受けない!と

近場の病院では殆ど風邪くらいでは受診しない義母…

と、まあ、訪問診療の先生は義母のA先生と繋がりがある事を何回も何回も繰り返して聞かす。

忘れるのでね。多分、これまで私も300回くらい、上の台詞言ってます。

「訪問介護サービス」からは、管理者と責任者の2人が来られました。

私も以前、訪問介護では責任者をしていた事があったので、

ヘルパーさんが、どうやったら仕事がしやすいか考え「義母メモ」を作りお渡ししました。

性格、拘り、プライド、家族構成、武勇伝等々

家の中の備品、衣類等の場所

これらのことを、まあ長々と書きました。

身支度を完成させデイサービスに行く気持ちを作ることが、当面の目標。

殆ど義母はデイサービスに対して「文句」しか言わなく拒否が強いので、

ヘルパーさんは、私の「義母メモ」をいかに利用して、義母の気持ちを盛り上げて盛り上げて

盛り上げる。

私は、この方の(義母)の担当ヘルパーでなくて良かったと、つくづく思う。

と、いうかヘルパーさんに申し訳なくなった。

本当にごめんなさい、ウチの義母の担当で…

と、この後、とてもとてもお世話かけることばかりの介護サービスをしてもらうことになりました。

契約も一通り終わり、皆さんお帰りになって、義母は豹変。私の言葉にガン無視決め込む。

とっても良い笑顔で話を受け入れていたのに、予測はしていたけれど、

「A先生のことは私が1番よく知ってるのに!」と、私たちが作ったストーリーが

気に入らなかったよう。必ず先に「自分」が何でも先に知ってるとか、

独占欲というか…何とも、相変わらずすぎて、私には理解できない義母の思考。

そうだ、大昔、会ったこともないこのA先生の話をわざわざ私に電話してきて聞かされたものだわ…。

1年に1回くらいのペースで、30年来A先生のいる京都に通ってるようで、行くと

「わざわざ遠くから来てくれたと特室を用意されるの」と、聞いていた。

多分、義母は「へ〜そうなんだー凄いねーママ〜」と言ってもらいたいのだろう。

でも、私は絶対に言わないできた。

それは「ご機嫌とる義務がないからだ」。

しかし、私はここで初めて、渾身の力を振り絞って、義母を羨ましがりご機嫌をとるのです。

「ママ(今は愛を込めてママと呼んでます)凄〜い、どうやったらそんな腕のいい先生に

『特別扱い』されるの〜?」と。

義母が「安全に安心に」介護サービスを受けられるよう、私は喉が痒くなっても、

言い続けるのです。

そうして「ピーポーン」翌日の朝の8時半、家のチャイムが鳴り、義母に玄関に行かせる。

「ヘルパーの●●です、おはようございます」

キョトン顔の義母の横から、ハイ出来た嫁の登場!

「あっ、おはようございま〜す!、昨日はありがとうございました!

ほらママ昨日来てくれたじゃない!、ママ一人暮らしだから体調確認に、

来てくれるヘルパーさんだよ。ママも安心できるわーって喜んでたしょ!」と

畳み込み「ママ、ヘルパーさんに上がってもらいな〜」と、一連の動作を仕込む。

と、半信半疑ながらも、毎回、「どなた?」から始まり、世間話、「義母メモ」を活用しながら、身支度をさせる。

ラッキーな事に、義母は「不用心&外面だけは天下一品」がヘルパーサービスを受けるには

問題なく、ピーポーンなれば直ぐ玄関開ける。

玄関モニターが付いていても、それはもはや無用の長物と化している。

義母にとっては毎回、知らない人が朝やってくる感覚なのでしょうね。

と、まあ1週間の間、朝のヘルパー受け入れに同席し、義母の気持ちを盛り上げ、私もこのまま

仕事へ行くから、夜まで帰らないからと伝えて「自分もまた1人になるくらいなら、デイサービスに行っていよう」という

スタイルで頑張りました。

もちろん、それだけでなく、ご飯支度、風呂入れに行って、ヘルパーとコミュニケーションとれるように

「家族揃って歌合戦」やら、何かの歌のイベントで賞をとっただのという、盾やトロフィーなど

埃まみれになってるところを掃除する。

いつのかわからないレシートも日に焼けただのゴミと化してるものから、全部一度片付けて

百均のカゴ買ってきて、種類ごとに片付けて
トロフィーが燦然と輝くようにセッティングする。

自分の家でもここまでやらないわ…というくらいやって、疲れて千葉に戻ってくる。

やることやった!私は十分すぎるほどやってる。

誰が褒めてくれるわけでもないけれど、縁あってここの家族の身内になったからには

やるしかないものね…

そう言い聞かせ、時には文句、時には文句、いつも文句は言うけど、

実子よりよくやってます私!を糧にして義母の介護にあたる。

そんな義母との1週間生活でした。

 

 

昨日ねスーパーで見つけました。

数少ない出荷の「真白」。

なんか嬉しい。