Archive for 11月 2nd, 2021

明るい介護〜家族旅行 前半〜

こんにちは、千葉(有美)です。

昨日は介護帰省より戻ってきて、身体にダメージな日。お家でゆっくりしております。

いろいろ作業中のお昼時間、立ち寄ったカレー屋さん

スープカレーの「天竺」

さて、今回の「明るい介護 20回家族旅行」のお話です。

真夏の三者会談を済ませ、直ぐに「家族旅行」の計画をしました。

日にちだけ合わせた後に、中身の検討。夫と私で話し合い行程を決めました。

義母が結婚当初に数年住んでいた札幌市北区麻生(夫もここで生まれたみたい)を訪れ散策

義母が次に移り住んだ江別市大麻(コチラには夫5歳まで住んでいる)ココはしょっちゅう行っている

中山峠〜洞爺湖〜登別温泉

義母の弟さんがいる富川〜義母が生まれ育った平取〜自宅に戻る

1泊2日の家族旅行

自宅を出発して最初に向かったのは大麻、こちらは既に義父が亡くなって名義変更にて夫が管理。

義母はこちらの庭付き一軒家、当時、自分の母親(夫からみて祖母)にお金を借りて購入した家らしく、

コツコツやりくりして母に返済したとよく私に話してくれました。庭の草むしりも毎回自分1人でやって…と思い入れがとてもあるようです。

そんな話を聞きながら、今は空き家になってる家の中を見て、この時も庭の草むしりを少ししました。

私たちが帰省する度、「大麻行くの?」とよく聞きます。それくらいこの大麻の家には思い入れがあるのでしょう。

次に訪れたのは麻生。夫が生まれたのがここなのだから、50年くらい前のこと。その当時の住んでいた貸家は無くなっていましたが

「路面電車がここから通っていて家から見えた」などと話し、古い記憶が歩きながら話しながら蘇ってきたようです。

私も22年前くらいこの辺りに住んでたことあるけれど、全く記憶無し(笑)

「この辺かなあの辺かな」と、それこそ赤ちゃんで全く記憶のない夫と並んで歩く義母の姿を後ろから見ながら

何とも感慨深いものがありました。

ここを後にする前に、皆んなで麻生駅前にある「でぶぱん」に寄り、ハイカロリーなパンを購入。美味しく食べましたよ(私は小さなハイカロリーじゃないパン)。

さあ、ここからはドライブです。麻生から中山峠方面へ。最初は調子良かったんですが、
中山峠目前に、義母のご機嫌が下り坂。

義母はとても拘りが強く「道順」にも拘りがあり、自分の知っている道でないと、「この道は違う、何でそこ通るの?」。

しまいには「何処行くの?何でそんなところ行かなきゃいけないの?」と、皆んなで登別温泉に行くんだよと、何度も声かけしてきた。

そんな努力も何処へやら…。車中、違う話題に話を変え、機嫌がなおるよう頑張るがもう窓の外向いて、文句も言わなくなりだんまり決め込む義母。

中山峠に着くと、丁度猿回しをやっていて動物好きな義母を誘い出すが「あんた達だけでいっておいで、私は行かない」と拒否。

トイレも朝9時に家を出てお昼13時過ぎても行かないので、トイレ行こうと誘っても無視。

仕方ないから、3人で売店へより、私はとりあえず「ここに来たら揚げ芋!」食べなきゃ!と、買って食べる。

若い頃、それこそ札幌に住んでいた頃は中山峠はドライブコース。友達に揚げ芋勧められ食べて『揚げ芋は美幌峠でしょ』と、

中山峠から一気に美幌峠まで食べ比べに行ったことがあったなーと、思い出しながら味わいました。

うん!こちらも美味しかったです!

さて、車に戻り義母のご機嫌はなおっておりませんが、改めて登別温泉目指して出発です!

「あっ!アレかけてアレかけて!」と、こういう時のための秘策。

「おじいちゃんとママのCD」を流す作戦。

義母のお琴と義母のお父さん琵琶&琵琶歌で合奏をCDに収録したものを車中の中でかけました。

義母のご機嫌はみるみるなおり、上機嫌へと転進。おじいちゃんの思い出(100回くらいは既に聞き済みですが)を話し、それに対して傾聴頷くのは95%私。

聞き飽きてても相槌してやってよ…

認知症の方の対応に直ぐ私も反応してしまう。いや、私が話を聞かなきゃ誰がするの?夫は運転してるし…義妹は…

ちょっと大袈裟に共感してあげるくらいが丁度良い。ただそれをすることで、ものすごくエネルギーを使い、いやエネルギーを吸い取られ、

後に私はグッタリする。いつものことだからわかってるけれど、だからといって、私が黙ってることにもならない。

いや、黙っていたらあの車中はどうにかなったのか?

介護現場にいた頃は、やっぱり「傾聴、共感、受容」に疲れ切ってしまい、帰宅して家族と「会話」するのが面倒になることが多々あった。

まさに、そんな感じ。登別温泉に着く前から疲れマックスな私。

と、車内、ずっとここからお正月でないけれど、めでたいお琴の音が響き続ける。

そして何順もする中、私は「へ〜このお琴弾いてるのママなのー凄〜〜〜い!」と初めて聴いたフリして義母と会話を続け目的地温泉に着く。

次回に続く