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さっぽろ縄文探検隊

いや~、暑かったですね~。

と言っても私、2月の最低気温の時に引き続き、今回も札幌に逃げ帰ってしまいました。

でもただ帰ったわけではなくて、前に考古学ファンで、札幌のある会に参加していると書きましたが、その見学会があったので参加してきました。

会の名前は「さっぽろ縄文探検隊」。ふざけた名前ですが、縄文を座学だけでなく、積極的に外で勉強しよう、ということで「探検隊」になりました。これでも100人あまりの会員がいます。

今回、令和に入って初めての見学会が日曜日に、「札幌・平岸天神山遺跡」で開催されました。

札幌には200ヵ所以上の遺跡があるといいましたが、ほとんどは調査後、壊されて建物などが建ってしまっています。

平岸天神山は89メートルくらいの小さい丘という感じなのですが、札幌市の緑地になっているほか、頂上には相馬神社が建立されています。別に遺跡として保全されているわけではないのですが、ちょこちょこ土器の破片や石器が出るそうです。

この日のガイドは探検隊顧問、前北海道考古学会会長の大島直行先生。水曜日に下見に来たそうですが、実際に土器の破片や鏃などがすぐ見つかったそうです。その日、私も下を向いて探しましたが、ぜんぜん見つけることはできませんでした。

先生によると、平岸天神山はトポフェリア、いわゆる縄文人の聖地として考えられた形跡があるそうです。縄文時代の後も、アイヌの人たちのチャシとなり、開拓期になってからも神社や墓地になっているところから、宗教的な関連が考えられるそうです。

札幌のその日は暑かったのですが、心なしか天神山は過ごしやすく、やっぱりどの時代でもここは聖地だったと実感しました。

今度、大島先生にも北見の遺跡を見ていただきたいなと思っています。

天神山で行われたさっぽろ縄文探検隊の見学会(写真は相馬神社境内)。暑い日にもかかわらず多くの人が参加しました

大島先生が天神山で拾った鏃と土器の破片。どこにあるんだ~

 

 

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トコロ貝塚―縄文のくらしと文化の変遷― ミニ企画展

北網圏北見文化センターで、「トコロ貝塚-縄文のくらしと文化の変遷-」が展示中です。

実は私、考古学ファン。札幌でも、とある縄文の会に入会して活動していたくらいです。札幌って遺跡が200以上もあるんですよ。もちろん全道一なんですが、それだけ開発が進んでいるということです。調査してすぐ壊されてしまいます。

実はオホーツク、北見はそれ以上にすごいんです。札幌は縄文時代は海の中。中心部で見つかる遺跡は続縄文から擦文文化のものが多いのですが、オホーツクは地形が安定しているおかげで、旧石器時代からの遺跡がばんばんあるんです。とくに常呂は旧石器から縄文早期、続縄文、擦文、オホーツク、アイヌと弥生以外のすべての遺跡が連続してそろっているんです。

もちろん同じところからいろいろな時代の遺跡が見つかっていて、常呂の森遺跡は、いろいろな時代の出土物や住居の復元が一ヵ所で見られて、北海道のどこにもない素晴らしい遺跡なんです。それどころから、東京大学の考古学分室があって先生が研究しています。なんと、北見に東大があるんですよ!

今回のミニ展示はその研究成果の一部を展示しており、黒曜石のナイフや土器が展示されていてなかなか見ごたえがありました。常設展の中なので、入館料(大人660円、中学生以下無料)がかかりますが、常設展の展示もなかなか考古学ファンには見ごたえがあります。ぜひ一度、ご覧になってください。ミニ企画展は5月12日(日)までです。

トコロ貝塚から出土した土器。底の平らで「北筒式土器」というらしいのですが、大体のピースがそろっているのも私にとっては「すごい」です

旧石器時代の石器です。細石刃は、骨器などに埋め込まれて使われ、いわばカッターの刃のようにしていました。北方の文化の影響が見られます

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