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シブノツナイ竪穴遺跡群(湧別町)

私は隠れもない縄文ファンなのですが、いろいろオホーツクに遺跡が点在しているので気になっていました。とくに最近気になっていたののが、湧別町のシブノツナイ竪穴遺跡群でした。

縄文期から続縄文、擦文期までの竪穴が665個(!)も確認できる遺跡です。青森県の三内丸山遺跡は780個といいますから、それと比べてもかなり大きな遺跡であることが分かります。

そこで、この間、時間を作って湧別町に行ってきました。サロマ湖の北にシブノツナイ湖がありますが、その手前から海岸に向かって、車一台がやっと通れる砂利道を行くと、広々とした原野が現れてきました。

ここは遺跡と行っても、川西牧野と言って町営の放牧場です。常に牛はいませんが、月に何回か若い牛を放牧する場所でこの日は牛はいませんでした。

ただ放牧場だったからこそ、草原になっていて林などがないので遺跡が確認しやすいのでしょうね。ゲートが開いていたので、入ると広々とした牧草地に竪穴と思われる窪みがたくさん点在していました。

シブノツナイ竪穴遺跡群。広大な牧野に竪穴が広がります

少し行くと車が止まっていて、人がいたので聞いてみると、なんと湧別町の学芸員、林勇介さんでした。ちょうど縄文期の竪穴跡の発掘調査中ということでした。

遺跡の中の見学許可をもらいましたが、その代わり、靴の裏に消毒液を吹き付けられました。やっぱり牧野なので発掘時も配慮が必要だそうです。でも、牛が草を食べてくれるからこそ、竪穴がすぐ確認できる遺跡になったと思います。これだけ多くの竪穴を一望できる遺跡はほかにもなかなかないのではないでしょうか。

普段の見学については、牧野なので一般開放はしていないそうですが、近くからは見学可能だそうです。湧別町郷土館に遺跡からの出土品や情報が展示されていましたので、そこに問い合わせてみるのが無難なようです。

ちょうど昨日(7月30日)、北海道・北東北縄文遺跡群の世界遺産候補の推薦が決まりましたが、ここも駐車場や見学施設ができれば、きっと多く人が訪れる場所になるのではないでしょうか。確実に、オホーツクの潜在能力のひとつだと思いました。

発掘調査中の竪穴。縄文期のものだそうです

 

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