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美里洞窟探検記

私が縄文好きだということは、常々公言していたところですが、本当に北見、オホーツクには本格的な遺跡が多いです。

コロナで審査が遅れているようですが、世界遺産に申請中の北海道・北東北の縄文遺跡群に、ひとつも入っていないのが、今からでも異議を唱えたいくらいです。

シブノツナイ遺跡のように、とても規模の大きなものがそのまま残っていたり、時代も旧石器から縄文、擦文、アイヌ文化期に、オホーツク文化まで実に多彩なんです。

その中でも、この間、気になっていた、北見市美里洞窟に行ってきました。

道道7号線を北上し、途中、上仁頃への道を左に曲がって、美里の集落に向かいます。途中、道が細くなり、それこそ、ぽつんと一軒家状態になったので、車を止められそうな場所に置いて徒歩で向かうことにしました。

洞窟は、仁頃山の中腹にありますが、通常の上り口とは違って、東側の沢沿いを上っていきます。上りはぜんぜん大したことないのですが、熊が出そうな雰囲気がありありで、熊鈴をりんりん鳴らしながら歩いていきました。

農地がまだあるところくらいから歩いているのですが、結構距離があります。40分くらい歩いて、ようやく洞窟への案内板にたどり着きました。道は細いのですが、行き会う場所もちょこちょこあって、入口には車2~3台くらい止められそうでした。まあ、トレッキング代わりだからいいか。

そこから、沢を渡る橋を渡り、結構急な山道でしたが、2~3分で洞窟にたどり着きました。

入口を見ると、立派な洞窟です。説明板を読むと、この洞窟は北海道で最初に発見された鍾乳洞だそうです。残念ながら、鍾乳石はすでに折られてしまってありませんでしたが、中をちょっとのぞくとちょっとしたくぼみがあって、2LDKといった感じでした。ただ、入口からは確認できませんでしたが、中はさらに11メートルくらいの奥行きがあるようです。

ここを古代人たちは、狩猟のキャンプ地として使っていたようです。中からは、縄文時代や、アイヌ文化期、中には旧石器時代と思われる遺物が出土しているようです。

この日は暑い日だったのですが、洞窟の中はひんやりと涼しく、縄文人たちなどが寝泊りに使ったのもよく理解できました。

そう言えば、今日(9月16日)の道新朝刊に、伊達・北黄金貝塚で世界遺産登録の審査が再開されたとの記事が載っていました。北海道・北東北縄文遺跡が世界遺産に登録されれば、ここは指定遺跡ではありませんが、来る人も増えてくるのかもしれませんね。

車でも洞窟までは急な山道ですし、虫もすごかったので足元、虫よけを準備して行ってみてはいかがでしょうか。

急な登りの上に洞窟はありました。案内板の下には記帳ノートもありました

結構、本格的な洞窟です。入口からの見た目より奥が深いようですが、洞窟探検は今回、遠慮しました

 

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シブノツナイ竪穴遺跡群(湧別町)

私は隠れもない縄文ファンなのですが、いろいろオホーツクに遺跡が点在しているので気になっていました。とくに最近気になっていたののが、湧別町のシブノツナイ竪穴遺跡群でした。

縄文期から続縄文、擦文期までの竪穴が665個(!)も確認できる遺跡です。青森県の三内丸山遺跡は780個といいますから、それと比べてもかなり大きな遺跡であることが分かります。

そこで、この間、時間を作って湧別町に行ってきました。サロマ湖の北にシブノツナイ湖がありますが、その手前から海岸に向かって、車一台がやっと通れる砂利道を行くと、広々とした原野が現れてきました。

ここは遺跡と行っても、川西牧野と言って町営の放牧場です。常に牛はいませんが、月に何回か若い牛を放牧する場所でこの日は牛はいませんでした。

ただ放牧場だったからこそ、草原になっていて林などがないので遺跡が確認しやすいのでしょうね。ゲートが開いていたので、入ると広々とした牧草地に竪穴と思われる窪みがたくさん点在していました。

シブノツナイ竪穴遺跡群。広大な牧野に竪穴が広がります

少し行くと車が止まっていて、人がいたので聞いてみると、なんと湧別町の学芸員、林勇介さんでした。ちょうど縄文期の竪穴跡の発掘調査中ということでした。

遺跡の中の見学許可をもらいましたが、その代わり、靴の裏に消毒液を吹き付けられました。やっぱり牧野なので発掘時も配慮が必要だそうです。でも、牛が草を食べてくれるからこそ、竪穴がすぐ確認できる遺跡になったと思います。これだけ多くの竪穴を一望できる遺跡はほかにもなかなかないのではないでしょうか。

普段の見学については、牧野なので一般開放はしていないそうですが、近くからは見学可能だそうです。湧別町郷土館に遺跡からの出土品や情報が展示されていましたので、そこに問い合わせてみるのが無難なようです。

ちょうど昨日(7月30日)、北海道・北東北縄文遺跡群の世界遺産候補の推薦が決まりましたが、ここも駐車場や見学施設ができれば、きっと多く人が訪れる場所になるのではないでしょうか。確実に、オホーツクの潜在能力のひとつだと思いました。

発掘調査中の竪穴。縄文期のものだそうです

 

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